日 時|2025年6月26日 (木) 15:00–18:00
会 場|多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所
多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所では、本学図書館との共催にて公開研究会「折口信夫を読む」(第2回)を開催いたします。
今回の研究会では、折口の遺言ともいえる論考「民族史観における他界観念」を手がかりに、発表と討議を行います。戦後の神道論とダイレクトにつながるこの異色のテキストを通じて、文学と神学という二つの極から、晩年の折口像を浮かび上がらせます。
*折口研究会マニュフェスト|「なぜ、いま折口信夫なのか」安藤礼二
◉開催概要
講 師 安藤礼二 (批評家、多摩美術大学芸術学科教授/図書館情報センター長)
仁科 斂(小説家、多摩美術大学芸術学科非常勤講師)
石橋直樹(批評家)
日 時 2025年6月26日(木)15:00〜18:00(開場 14:40)
会 場 多摩美術大学 八王子キャンパス・アートとデザインの人類学研究所(アクセス)
対 象 本学学生・教職員、学外一般
※参加自由 / 事前申込不要(当日会場にて記帳をお願いします)。
※定員は40名程度。満席の際は入場をお断りする場合があります。
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◉発表タイトル
安藤礼二 「石に出で入るもの:折口信夫の霊魂論」
仁科 斂 「民族史観と他界観念:魂の唯物論にむけて」
石橋直樹 「祭祀のフォルマリズム:霊魂と形式における〈秘密〉と〈教義〉」
※発表の後、討議と質疑応答を予定しています。
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◉講師プロフィール
安藤礼二 Reiji Ando
多摩美術大学芸術学科教授/図書館情報センター長。主著に『神々の闘争 折口信夫論』『折口信夫』『大拙』『列島祝祭論』『縄文論』『井筒俊彦 起源の哲学』など多数。
仁科 斂 Wren Nishina
1994年生まれ。小説家。多摩美術大学芸術学科非常勤講師。「さびしさは一個の廃墟」で新潮新人文学賞受賞(2024年11月号)。ハンナ・アーレントと折口信夫を研究。受賞作は磯崎新の「廃墟」も論じられている。
石橋直樹 Naoki Ishibashi
2001年生まれ。批評家。「〈残存〉の彼方へ 折口信夫の「あたゐずむ」から」で三田文學新人賞受賞(2023年春季号)。近代の民俗学とともに近世の国学、平田篤胤なども研究。
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お問い合わせ
多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所
〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723 メディアセンター4F
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